日本の農林水産物輸入状況と食の中国化

中国産が占める日本の輸入食品

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今回の記事で理解できること

  1. 農林水産物の主な輸入相手国・地域(2019年)
  2. 主な輸入品目の国・地域別割合(2019年、金額ベース)

(主な輸入品目)牛肉、豚肉、鶏肉、鶏肉調製品、かつお・まぐろ類、さけ・ます、えび、小麦、とうもろこし、大豆、コーヒー生豆、アルコール飲料、たばこ、製材

農林水産物輸入統計

今回の記事は下記の動画を基にしています。

日本の農林水産物の輸入状況についてまとめてます。

データソース: 農林水産省 農林水産物輸出入概況 平成31年 令和元年 農林水産物輸出入概況(2019年) 公表資料(PDF:1,376KB)

農林水産物の主な輸入相手国・地域(2019年)

まず、下記の表は区分別に主な輸入相手国・地域をまとめたものです。

農林水産物の輸入金額は第一位:アメリカ約1.6兆円(約17.3%)第二位:中国約1.1兆円(約12.5%)第三位:カナダ約5,695億円(約6%)です。

農産物の輸入金額は第一位:アメリカ約1.4兆円(約21.6%)第二位:中国約7,171億円(約10.9%)第三位:オーストリア約4,554億円(約6.9%)です。

林産物の輸入金額は第一位:中国約1,591億円(約13.4%)第二位:フィリピン約1,088億円(約9.2%)第三位:ベトナム約1,077億円(約9.1%)です。

水産物の輸入金額は第一位:中国約3,148億円(約18.1%)第二位:チリ約1,630億円(約9.4%)第三位:アメリカ約1,339億円(約7.7%)です。

農林水産物の主な輸入相手国・地域(2019年)

2019年のデータでは農産物ではアメリカ林産物と水産物では中国の占める割合が一位だと理解できます。

主な輸入品目の国・地域別割合(2019年、金額ベース)

次に農林水産省 農林水産物輸出入概況に記載される主な輸入品目の国・地域別割合(2019年、金額ベース)をまとめます。

牛肉、豚肉、鶏肉、鶏肉調製品

牛肉の輸入金額は第一位:オーストラリア約47.6%第二位:アメリカ約40.5%第三位:カナダ約5.5%です。

牛肉の輸入割合、第一位オーストラリア、第二位アメリカ、第三位カナダ。

豚肉の輸入金額は第一位:アメリカ約25.9%第二位:カナダ約24.1%第三位:スペイン約12.8%です。

豚肉の輸入割合、第一位アメリカ、第二位カナダ、第三位スペイン。

鶏肉の輸入金額は第一位:ブラジル約69.7%第二位:タイ約27.3%です。

鶏肉の輸入割合、第一位ブラジル、第二位タイ。

鶏肉調製品の輸入金額は第一位:タイ約64.5%第二位:中国約34.5%です。

鶏肉調製品の輸入割合、第一位タイ、第二位中国。

かつお・まぐろ類、さけ・ます、えび

かつお・まぐろ類の輸入金額は第一位:台湾約18.9%第二位:中国約12.7%第三位:マルタ約10.8%です。

かつお、まぐろの輸入割合、第一位台湾、第二位中国。

さけ・ますの輸入金額は第一位:チリ約61.6%第二位:ノルウェー約21.2%第三位:ロシア約10.0%です。

さけ・ますの輸入割合、第一位チリ、第二位ノルウェー。

えびの輸入金額は第一位:ベトナム約20.4%第二位:インド約19.3%第三位:インドネシア約15.7%です。

えびの輸入割合、第一位ベトナム、第二位インド。

小麦、とうもろこし、大豆、コーヒー生豆

小麦の輸入金額は第一位:アメリカ約45.9%第二位:カナダ約34.8%第三位:オーストラリア約17.7%です。

小麦の輸入割合、第一位アメリカ、第二位カナダ、第三位オーストラリア。

とうもろこしの輸入金額は第一位:アメリカ約69.3%第二位:ブラジル約28.2%です。

とうもろこしの輸入割合、第一位アメリカ、第二位ブラジル。

大豆の輸入金額は第一位:アメリカ約70.6%第二位:ブラジル約14.0%第三位:カナダ約13.7%です。

大豆の輸入割合、第一位アメリカ、第二位ブラジル、第三位カナダ。

コーヒー生豆の輸入金額は第一位:ブラジル約34.5%第二位:コロンビア約16.7%第三位:ベトナム約12.4%です。

コーヒー生豆の輸入割合、第一位ブラジル、第二位コロンビア、第三位ベトナム。

冷凍野菜、生鮮・乾燥果実、ナチュラルチーズ、

冷凍野菜の輸入金額は第一位:中国約46.4%第二位:アメリカ約24.8%第三位:タイ約6.6%です。

冷凍野菜の輸入割合、第一位中国、第二位アメリカ、第三位タイ。

生鮮・乾燥果実の輸入金額は第一位:フィリピン約28.4%第二位:アメリカ約26.1%第三位:ニュージーランド約13.0%です。

生鮮・乾燥果実の輸入割合、第一位フィリピン、第二位アメリカ、第三位ニュージーランド。

ナチュラルチーズの輸入金額は第一位:オーストラリア約27.0%第二位:ニュージーランド約22.1%第三位:アメリカ約12.9%です。

ナチュラルチーズの輸入割合、第一位オーストラリア、第二位ニュージーランド、第三位アメリカ。

アルコール飲料、たばこ、製材、木材チップ

アルコール飲料の輸入金額は第一位:フランス約40.1%第二位:イギリス約12.1%第三位:アメリカ約11.3%です。

アルコール飲料の輸入割合、第一位フランス、第二位イギリス、第三位アメリカ。

たばこの輸入金額は第一位:イタリア約30.1%第二位:韓国約18.4%第三位:スイス約9.6%です。

たばこの輸入割合、第一位イタリア、第二位韓国、第三位スイス。

製材の輸入金額は第一位:カナダ約26.6%第二位:ロシア約15.9%第三位:フィンランド約12.3%です。

製材の輸入割合、第一位カナダ、第二位ロシア、第三位フィンランド。

木材チップの輸入金額は第一位:ベトナム約25.9%第二位:オーストラリア22.0%第三位:チリ約14.4%です。

木材チップの輸入割合、第一位ベトナム、第二位オーストラリア、第三位チリ。

個人的な感想ですが、畜産・穀物はアメリカやオーストラリアが占める割合が大きいと想像できましたが、冷凍野菜・鶏肉調製品・かつお、まぐろ類は中国が占める割合が大きいことに驚きました。

さいごに

今回の記事は以上になります。

このほか、日本の食料自給率に関する記事もありますので、良ければあわせてご覧ください。

日本の食料自給率の現状と低下によるリスク

日本の食料自給率の現状と低下によるリスク

さいごに、この記事に関連する動画に寄せられたコメントを紹介して締めたいと思います。

Aさん

飲食店は外国産の物ばかり。農薬まみれの食材を子供達に食べさせてるとガンになったり、精子が悪くなり、将来子供を産む事もできなくなります。 自然農園の安全な食材を日本人の子供達に届くように、日本を変えていきましょう。

Bさん

生活が楽になる裏にchinaとAmericaありき。業務系スーパーが増えた。 収入があれば間違いなく国産だろう。 政府は日本人潰しをしてるようで…。本当はこういう自国の長期を思慮に入れて改善してもらいたい。

Cさん

冷凍野菜は食べてはいけないやつですね。 でも会社の食堂とかレストランで使われていると避けられないんですよね

Dさん

日本の農家はせっかく作付けしてりっぱな野菜が出来てるのに集荷しても、生産が悪いので捨ててます。 今のままでは、年々農業をする人が減るのは当たり前です。 5年後10年後には国産品が食べることが出来なくなる。

Eさん

恐ろしい食材 薬まみれの食材中国産は買いません‼️アールサップでは、食品の産地表示を 無くすと、、恐ろしい事ですよね 中国産を食べると必ず身体に支障がでます

Fさん

こうしてグラフで見ると、どんだけ中共に依存してるのかと、恐ろしくなります。中国からの輸入品特に魚なんて、日本の海や世界の海に出かけて行って強奪してきたものでしょう。日本の企業が中国で生産なんてのもありますが、汚れた土壌と農薬問題など心配で、とても冷凍食品など信用できませんね‼️それでもこれだけ日本が輸入に頼っているとは、知りませんでした。

Gさん

RCEP施行で食品表記が曖昧になりますが、逆に国産の地名表記が本当になれば、品物に信頼度が上がり 差別化することが出来ますね。国産の信頼度をあげて行きましょう。

Hさん

果物の缶詰は裏目をよく見て買ってます。後、なんとか○○○バリューとかは、近くに無いし買いません。裏目に製造者、原産国表記も無いし、○○スーパーの冷凍食品も殆どがアウト。

Iさん

●増税などのデフレ政策による実質賃金の低下。 →純国産品の需要減、安価な外国産の需要増

●TPP・RCEP・FTAなどの外交政策や少子高齢化社会での後継者不足。 →自給率の低下、供給力の低下

●遺伝子組み換え食品・食品添加物・人工甘味料・代用食品などの宝庫となっている日本 →平均寿命と寝たきり世界1位、三大疾病のリスク増加

やはり諸悪の根源は、政府の失策と国民意識の低下にあると思う。

河合ゆうすけさん

チャンネル登録して頂いて有難うございます。私のことや千葉線知事選の何かデータも取り上げて頂けたら嬉しいです☆

この記事が日本の食について理解が深まるキッカケとなれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

※もし良ければYouTubeのチャンネル登録よろしくお願いいたします。

https://www.youtube.com/channel/UCTMxyMpioyIFSts38_eqKhA

グラフ兄さん

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