世界の半導体市場と半導体製造装置市場の売上高推移

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世界の半導体(市場)売上高推移(1986~2020年)

下記の動画は世界の半導体(市場)売上高とシェア推移を表したグラフです。

データソースはWorld Semiconductor Trade Statistics(国際半導体市場統計)です。

補足説明
  1. WSTSは一般社団法人電子情報技術産業協会の統計資料にも公開されてます。
  2. WSTS(設立1986年)は、世界の半導体メーカが自主的に加盟している半導体市場に関する世界的統計機関です。
  3. WSTSに加盟している半導体メーカは現在46社です。
  4. 日本だけは過去に一国のみで地域クラスに半導体を消費していたため、例外的に国単位となっています(参考:マイナビ記事)
  5. 国別の統計はWSTSのメンバーシップ登録の必要があり、金額面や会員条件面から不可の為、地域別での統計としております。具体的には『WSTS Membership is available to companies who design and market semiconductors, both discrete and integrated devices.』とあり、半導体の設計等の事業会社であることが条件となっております。
  6. 基データの地域別の表記はAmericas/Europe/Japan/Asia Pacificです。

WSTSの「半導体市場」は、半導体メーカの国籍や生産工場の場所には関係なく、「半導体製品が半導体メーカから第三者に販売された地域」を意味します。この「第三者」には、半導体ユーザである電子機器メーカ、EMS、半導体を扱う商社などが含まれます。 例えば「日本市場における販売額」とは世界の半導体メーカが日本において第三者に販売した半導体製品の金額を言います。購入者が、購入した半導体製品を外国に運んで電子機器に組み入れたとしても、その半導体製品は日本市場に含まれます⇒このことから日本での半導体の販売は減少しており、アジア太平洋(主に中国)が増加していることがグラフから読み取れます。マーケットシェアもこの基準に沿ってます。

折れ線グラフにすると下記のようになります(単位:1000US$)

詳細の数値は下記をご覧ください。

①売上推移について

②マーケットシェアについて

世界の半導体製造装置(市場)販売高推移

下記の動画は世界の半導体製造装置の販売高を表したグラフです。

データソースは一般社団法人日本半導体製造装置協会バックナンバー 世界統計(WorldWide SEMS Report)です。

折れ線グラフにすると下記のようになります(単位:10億US$)

詳細の数値は下記をご覧ください。

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SEMI 2020年世界半導体製造装置販売額、前年比19%増の過去最高となる712億ドル

公益社団法人 日本経済研究センター 半導体製造装置は拡大、日本勢は世界シェアを維持

さいごに

今回の記事は以上です。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

グラフ兄さん

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